この間、写生会の折にHaruoさんから、少し横長のスケッチブックを見せていただきました。こういう製品があることは知っていましたが、実物を見るのは初めてでした。

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【MUSEの商品説明】

コットン高配合の国産水彩紙ホワイトワトソン 239g/㎡(特厚口)を、風景画(ランドスケープ)を描くのに最適な横長スケッチブックにしました。

このランドスケープ ホワイトワトソンブックは、Fサイズの長辺を元に、黄金比率( 1 : 1.618 )で算出した当社独自のサイズで、この特徴的な横長の描画面は、自然の景観や街並みなど、広がりのある作品を描くのに最適なスケッチブックです。 


などとありました。G4サイズというものは 330×204ミリでP4号に、G6というサイズは 411×254ミリで P6号くらいの大きさのようです。(現在市販のスケッチブックはF10号の縦横比は1.2
横長の方がどうも風景画とすると落ちついた感じがします。画面の縦横比が「黄金比率」になっているせいでしょうか。欧米でのスタンダードの「インペリアサイズ」でも縦横比は約1.4です。

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 ちなみに、テレビが地デジのハイビジョンに切り替わって、急速に画面の16:9 がスタンダードになりました。人間工学の専門家が、人間の左右に広がる目の瞳孔距離やいろいろな要素から考えて、16:9に決めたということを聞いたことがあります。なるほど、部屋の中で画面が16:9のテレビ画面は、違和感なくしっくりきます。

 ある人いわく、将来的には絵画の世界も、この「16:9」のような 1.7前後の縦横比 のキャンバスサイズが標準になるかも、などと大胆な予測(?)をします。そういえば、画家の個展では時々この極端に横長の作品を見ることがあります。う~ん・・・、でも、それは困りますよねぇ。手持ちのマットや額はどうなるんでしょうか・・・・。 ( Taka )